2005.6.2 梅雨入り前の南房総

2005年6月2日 出発 / 日程:日帰り / 車種:Duke


梅雨入りももう近い6月2日。私は眠れぬ夜を過ごしていました。ベッドで横になるも、なかなか寝つくことが出来ずにモンモンとしていました。その時、どうせ眠れないならツーリングに行ってしまえ!と言うことで急遽準備を整えて南房総へと出かけることにしました。

出発したのはまだ深夜といえるような時間でした。


●内房をひたすら南へ

夜明け前の南無谷海岸

ツーリングと言っても、夜中に出発して午前中には戻って来るつもりだったので軽装で出かけることにしました。雨具等は特に持たずに、地図とタオルをヒップバッグに詰めて出発です。

まずはR357を東に進み、そのまま道なりに直進すると自然とR16になります。さらに進むとR16はR127に接続して内房の海沿いを南下するルートとなります。

R127をひたすら進むと、かなり海沿いの街といった趣になってきます。辺りはまだ真っ暗なので、海は見えません。適当なところで細い道を右に入ってみました。

すると、目の前に海水浴場が出現。ちょうど夜も明け初めてきました。海風が心地よいです。ここは南無谷海水浴場だったようです。


●大房岬で夜があけて

大房岬から

南無谷海岸を後にしますが、バイクの機動力を生かしてひたすら海沿いを走るようにします。車だとちょっと不安になってしまうような狭い道でもガンガン進むことが出来ます。夜明けの海岸沿って、人も居なくてとても気持ちがいいですよ。

しばらく海沿いを走っていると、大房岬の付け根の辺りにある漁港に迷い混みました。明け方の漁港も、のんびりした雰囲気でかなりお薦めです。あまりの気持ちよさのため、あまり写真を取ってません・・・

地図も見ずに、海を右に意識しながら適当に走ると、そこはいつの間にか大房岬でした。あいにく岬の先までは遊歩道を歩かなければいけなかったので今回はパスしましたが、途中の道端からは右の写真のような景色が広がっていました。

なんとか歩かずに先まで行けないものかと、適当に走ってみましたが行き止まりになったりでうまく行きませんでした。


●館山でマッタリ

館山港の東屋

大房岬を後にして、一旦R127に出てさらに南下します。少し走ると新しくできたR127バイパスと県道と分かれるのですが、今回は北条海岸方面に県道を直進します。

北条海岸を右に眺めながらマッタリと走ります。道は館山港のところでT字にぶつかるので、右折して館山港の奧に進みます。すると、沖ノ島公園に続く未舗装の道が現われるのでそのまま突っ込みます。

未舗装になってすぐのところに東屋があるので、そこで休憩。むかしここの東屋で夜中、カップルがフ◯ラしてるのを目撃したことがあります^^;


東屋に居たネコ

東屋にメットとグローブを置いたところ、そこにはネコが居ました。じっとして動かないので、初めはその存在に気付かずにびっくりしました。近付いても逃げるでもなく、怠そうにしてました。このネコちゃんは病気にかかってしまってる見たいでした。可哀想に・・・

しばらくネコと一緒に休憩して辺りを見回すと、かなり年季の入った廃墟がありました。東屋の後ろに写ってるヤツです。建物の外壁はびっしりと草に覆われており、中はガランドウでした。戦時中のものなんでしょうか?

ネコと廃墟と海を見ながら、しばらくここでマッタリしてました。


●たまには観光、洲崎灯台

洲崎灯台

千葉には車でもバイクでも良く来るのですが、いつもは走ってばかりで観光スポットに立ち寄ったことがありません。今回はかなりのんびりした気分だったので、洲崎灯台を見学してみることにしました。


灯台からの景色

灯台は高台にあるので、近くにバイクを停めても登り坂、階段を上がらなければいけません。メットを脱ぐのが面倒だったのでかぶったまま登ったら、汗ダクになってしまいました。灯台に到着してメットを脱ぐと気持ちいいです。早朝なのでまだ誰もいなくて、貸切り状態。

一生懸命登って来たかいあって、こんな景色を独り占めすることができました。辺りではウグイスが鳴いてました。


灯台の説明書

灯台の由来について書かれているプレートがありました。他には灯台があるだけです。他には何もなし。まぁ、当然といえば当然ですが・・・

一人寂しく灯台の回りをウロウロしてから、出発です。



●房総フラワーライン

早朝の海沿いを気持ちよく走っていたので、写真はまったく撮ってません^^; フラワーラインは、道沿に季節の花が延々と植えてある気持ちの良い直線道路です。

途中、道の駅ローズマリー公園丸山町に寄って休憩しようと思ったのですが、なんだか駐車場しかオープンしてませんでした。仕方がないので広い駐車場を利用して、小回りUターンの練習を少々・・・

まだ時間が早いですが、そろそろ朝飯を食いたい気分になってきました。新鮮な地魚が食いたい、と思って色々と探したのですが、結局見付からなくて魚を食うことは出来ませんでした。


●フラワーラインを通って、勝浦へ

フラワーラインからR128に出ると、通勤時間帯と重なって結構交通量が多くなってきました。ゆっくり走ると、暑いです。

しばらく車の流れに合わせて走り、勝浦に到着しました。そこから勝浦漁港にはいり、さらに奧に迷い混んでみました。地図で見ると、勝浦って小さい岬状に太平洋に突き出てるんですよね。その岬を海沿いに進んでみます。

あいかわらず写真は撮ってないのですが、この岬に点在する小さい港が、これまた風情があってとてもいい雰囲気でした。田舎の小さな漁村といった趣で、東京から近いのにこんなところがあるなんて、いい発見をしました。


●御宿で温泉&魚・・・

御宿で温泉&魚・・・と思い、クアライフ御宿に行ってみましたが早過ぎて開店しておらず・・・結局あきらめました。クアライフ御宿は、温泉の他に、網代湾でとれた新鮮な魚も食べられるらしいです。

仕方がないのでR128を少しもどり、R297で帰ることにしました。


●市原SAで朝食

あなご天重

R297を北上して、道の駅たけゆらの里おおたきで一旦休憩。時刻はまだ午前9時前だったので、施設は開店してませんでした。

あとはひたすら高速を目指して走り続けました。R409を左折し、トラックの後ろをノロノロ走り、r24を右折して姉崎袖ヶ浦インターから館山道に上がります。

姉崎袖ヶ浦から間もなく、市原SAがあったのでここで休憩していくことにしました。ここのレストランを覗くとあなご天重というのがありまして、アナゴ1本を揚げた天麩羅が2本乗ってる豪華なものでした。朝食にはどうかとも思いましたが、とりあえず注文^^;

出てきた料理は写真の通り。今日はこれまでに何度か魚を食い損ねているので、感動もヒトシオです。無我夢中でガブリつきます・・・

1本目を食い終わるころ、だんだん気持ち悪くなってきました・・・結構胃が弱いので油モノはたくさん食べれないんです。でもなんとか完食。おいしかったけど、辛かったです。しばらく天麩羅は食いたくないですね。


●無事に帰宅

あなご天重をなんとか完食したあとの一服は格別でした。

あとはひたすら高速で自宅を目指すだけです。途中雲行きが怪しくなってパラパラきたりもしましたがぬれる程は降らず、特に問題もなく昼前に無事帰宅することが出来ました。


今回はややマンネリ化した千葉方面でしたが、細い道などにも積極的に入っていったおかげで新しい発見ができたので非常に楽しめました。




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